アンナ・0
――檻に飼いならされた監視者
銀十字軍のエリート部隊に所属する軍人。
赴任当時は、研究所内の実験と称した少女虐待に
抗議していたが、その結果、命令放棄での
懲罰を受け、全てを諦めてしまった。
新たに赴任し、当時の自分のように
虐待を疑問視する主人公に対して……。
東雲光子
――極東から来た黒い瞳の少女
同盟国から実験に参加するためやってきた軍人。
自分を連れてきた兄・維馬篭准将を尊敬し、
愛国心に満ちた彼女は、維馬篭の言葉を
信じ込み、できることは何でもやろうと心に誓っている。
だが真相は……。
サラサ
――存在証明の為に諜報活動をする少女
帝国の「天使狩り」によって、
研究所に連れてこられた少女。
他人に依存しなければ生きていけないタイプで、
ひたすら他人に奉仕しようとする傾向がある。
研究所内で敵国のスパイと出会い、
彼の手ほどきでスパイ活動を始めたのも、その性格から。
ソコラタ
――いまはもうどこにもない王国の姫君
銀十字軍が攻め滅ぼした公国の姫。
圧倒的な戦力差の前に、瞬く間に公国は崩壊、
王宮は解体され、そして彼女の両親も……。
しかし彼女はまだ、その事実を知らない。
オノマ
――熱き革命主義者
反銀十字の活動に従事していた活動家。
しかし、仲間の密告により検挙され、
その際に受けた拷問から、資質があることが判明、
研究所に移送されてきた。
拷問時に右目を失っている。
ヴィヴリオ
――研究施設の外に出たことのない少女
研究所で生まれ、すっと施設で暮らしている少女。
感情を表に出さず、無口で友人は無し。
研究施設以外の場所に行ったことがなく、
無論、家族とは無縁の生活を送っている。
エクリシア
――贖罪の修道女
軍事施設にいる修道女。
施設内全員の玩具となっている彼女は、
求めれば拒まず、どんなことでも受け入れる。
何かに対しての贖罪として、
その行為を受け入れているように見えるが……。
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